前回の【だぁ積み完全定型化】その① 土台編 では「後折だぁ積み」の初手、2手目を定型化しました。
今回は3手目と折返し部分について3ステップで学んで行きます。
ステップ1 3手目の置き方を覚える
AABC型(とAAAB型の一部)はすでに3手目まで終了しているので、ここではABAA型の3手目の置き方をだけ覚えます。
基本的な方針は↓の「だぁ積み土台部分の完成を最優先としつつ、土台で使えないツモが来たら、折返し側に受けが一番広い(最も色々な折返しに対応できる)置き方でおく」です。
ABAA型
3手目のパターンは↓の7パターンです。
- AA(赤赤)
- AB(赤黄)
- AC(赤●)(●は赤、黄以外の色)
- BB(黄黄)
- BC(黄●)
- CC(●●)
- CD(●○)(◯は赤、◯以外の色)
AA(赤赤)
土台でうまく使えないので折返しで使います。後で解説していますが、折返しは基本的にGTRを狙うのでAAはGTRが狙いやすい5,6列目に横置きします。
AB(赤黄)
黄左の1,2列目横置きにすると黄の必要量が多くなる上に連鎖尾が暴発しやすくなってしまうので、3,4列目横置きします。
AC(赤●)(●は赤、黄以外の色)
BB(黄黄)
BC(黄●)
CC(●●)
1列目縦置きして連鎖尾で使用します。
CD(●○)
CDの置き場所のきっかけがないので一番むずかしい形です。
CDのネクストに、CDどちらかまたは両方が含まれる場合は折返しを、そうでない場合は連鎖尾を作ります。
CDのネクストに●◯どちからまたは両方が含まれる場合
先折GTRを鏡に写した手順でGTRを狙います。
CDのネクストがA●、●●、●○だったときはそれぞれ↓のように置きます。
例外でCDのネクストがB●やB○の場合、↓のようにCDを5,6列目横置き、B●(B◯)を3,4列目横置きします。
CD(●◯)のネクストに●◯両方含まれない場合
折返しを作ることができないので、CDは連鎖尾で使います。
以上が3手目のすべてのパターンです。ABAA型で3手目が迷わずおけるようになればステップ1クリアです!
ステップ2 折返しの種類と優先順位を覚える
ここからはいよいよ後折だぁ積みの最難関の折返しに入ります。
ここから更に難しくなるけど、これができるようになれば先折GTRの第二折の組やすさが段違いに上がるので頑張って少しずつ覚えよう!
折返しの種類を覚える
先折GTRは折返し部分が固定されていて、土台部分が配色によって変化していましたが、「後折だぁ積み」は逆に土台部分が固定されていて、折返し部分を配色によって変化させる必要があります。
先折GTRで土台をツモにあわせてY字型、L字型、トの字型と柔軟に対応したように、後折だぁ積みでは折返しをツモにあわせて変化させ柔軟に対応します。後折だぁ積みでは主に「GTR、底上げだぁ積み、純正だぁ積み、メリ土台、座布団L字、フキゲンGTR、ナメクジ」を折返しに使います。
土台の優先順位を覚える
先折GTRの土台には「Y字型>L字型>トの字型」と強い順番があったのと同様に、後折だぁ積みの折返しにも強い(狙うべき)順番が存在します。
GTR or 底上げ > 純正 > 連鎖尾 or メリ or 座布団L字 > フキゲン or ナメクジ
連鎖尾が入っていて「??」となった方もいるかも知れませんが、これは連鎖尾にも折返しにも使えるツモが来たときの優先順位を表しています。
例えば
- GTRが狙える&連鎖尾に使えるツモ→GTRで利用
- ナメクジが狙える&連鎖尾に使えるツモ→連鎖尾で利用
となります。
基本的に「より強い形の構築を目指し、ツモの制限で上位の形が作れないときに妥協して2番め、3番めの形を組む」という方針で折返しを組んでいきます。
これも「Y字型目指してだめならL字型、だめならトの字型」と考える先折GTRの土台と同じ考え方だね!フキゲンやナメクジが連鎖尾よりも優先順位が低いのはツモ効率が悪かったり暴発がしやすかったりで、なるべく組みたくない形だからだよ!
私の愛用するぷよぷよシミュレーターで折返し全7種類を強い順に再現できればステップ2クリアです!
ステップ3 折返しを組む
実際に折返しを組んでいきましょう。折返しは主に4,5,6列目を利用して構築するので、折返しを組み始めるときは起点となる4列目の配色によって場合分けして考えます。
- 4列目に起点となるぷよがない → 0型
- 4列目1段目に起点となるぷよがある → 1型
- 4列目2段目に起点となるぷよがある → 2型
- 4列目1,2段目に起点となるぷよがある → 1,2型
パターン別に組み方を見ていきましょう。まずは一番簡単な1型からです。
1型
1型はA(緑ぷよ)を起点として、次の場合分けがあります。
- AA
- A●
- ●●
- ●◯
AA
4,5列目に横置きし、折返しは「底上げ」「純正」を狙います。
A●
A左5,6列目に横置きし、折返しは「底上げ」「純正」「フキゲン」を狙います。
●●
●●は●●の次の手(ネクスト)にA(緑)が含まれるかどうかで●●の置き場所を決めます。
ネクストにAが一つ以上含まれている場合
6列目縦置きし、折返しは「純正」を狙います。
Aが含まれるネクストAA、A●、A○は↓のようにさばきます。
ネクストにAが含まれていない場合
4,5列目に横置きし、折返しは「GTR」を狙います。
Aが含まれないネクスト●●、●○ 、〇〇は↓のようにさばきます。
●◯
●◯は●◯の次の手(ネクスト)にA(緑)が含まれるかどうかで●◯の置き場所を決めます。
ネクストにAが一つ以上含まれている場合
ネクストに含まれる色を上にして6列目縦置きし、折返しは「底上げ」を狙います。
Aが含まれるネクストAA、A●、A○は↓のようにさばきます。
ネクストにAが含まれていない場合
ネクストに含まれる色を下にして6列目縦置きし、折返しは「GTR」「フキゲン」を狙います。
うまく折返しでさばけない場合
どうしても折返し側でうまくさばけない場合は連鎖尾で利用します。
これで1型の置き方はすべて終了です。次は2型を見ていきましょう。
2型
2型はA(緑ぷよ)を起点として、次の場合分けがあります。
- AA
- A●
- A◯
- ●●
- ●◯
- 〇〇
AA
5,6列目に横置きし、折返しは「GTR」を狙います。
A●
基本
A下6列目に縦置きし、折返しは「GTR」「フキゲン」を狙います。
A◯
基本
A下6列目に縦置きし、折返しは「GTR」「フキゲン」を狙います。
●●
●●が連鎖尾で使えない場合、5,6列目に横置きし、折返しは「メリ土台」「座布団L字」を狙います。
●◯
●○が連鎖尾で使えない場合、6列目に●下縦置きし、折返しは「座布団L字」を狙います。
◯◯
〇〇が連鎖尾で使えない場合5,6列目に横置きし、折返しは「ナメクジ」を狙います。
2型は以上となります。次は起点となるぷよが2連結している1,2型の置き方を確認しましょう。
1,2型
1,2型はA(緑ぷよ)を起点として、次の場合分けがあります。
- AA
- A●
- ●●
- ●◯
AA
折返しで使うことができないので、連鎖尾で使います。
A●
緑右5,6列目横置きし、折返しは「底上げ」「純正」を狙います。
●●
6列目縦置きし、折返しは「純正」を狙います。
●◯
ネクスト(ネクネク)がA◯かA●の場合は折返しを組み、それ以外の場合は連鎖尾に使います。
ネクストがA◯かA●の場合
ネクストに含まれる色を上にして6列目縦置きし、折返しは「底上げ」を狙います。
ネクストにA◯かA●が必要になるので、ネクストを見てどちらを下にするか判断します。
ネクストにA◯とA●が含まれない場合
無理に折返しを作らず連鎖尾で使って次の手を待ちます。
1,2型は以上です。次は最後の起点となるぷよが無い0型です。
0型
0型は先折GTRの初手を鏡に写した手順で後折GTRを狙います。
次の場合分けがあります。
- AAAB
- AABB(ABAB)
- ABAC
- AABC
AAAB
AAを5,6横置き、ABをA上4列目縦置きし、「GTR」を狙います。
●が黄の場合は5列目に縦置きし、「GTR」「座布団L字」を狙います。
AABB(ABAB)
5,6列目に置いて、「GTR」「座布団L字」「メリ土台」を狙います。
ABAC
5,6列目に置いて、「GTR」を狙います。
AABC
BCのきっかけがなく難しい形です。
AA,BCを両方折返しに利用することはできないので、どちらかを連鎖尾で利用します。
AA→BCの場合
AAは5,6列目に横置きして「GTR」を狙います。BCは連鎖尾で使います。
BC→AAの場合
BCは置く場所にとっかかりが全く無いので、受け(=折返しをスムーズに作れる可能性)が最も高い6列目縦置きして、折返しは「GTR」「底上げ」「メリ」「座布団L」「フキゲン」を狙います。
0型も以上となります。これですべて終了です、お疲れさまでした!
100本ノックにチャレンジ!
今まで学んだ手順を定着させるために、次の一手問題を10問連続で出題します。間違えたら最初からを繰り返し、10問連続正解できるまでトライしましょう。
10問間違えず即答できれば『【後折だぁ積み完全定型化】折返し編』クリアです!
「連鎖尾&折返上編」へ続く
折返し編は以上となります。お疲れさまでした!折返しは色々なパターンがあり非常に難しいのですが、先折GTRと同様に下押しっぱなしで組めるようになるまで体に叩き込むと、ぷよの総合力が向上し今より格段に強くなるので、とこぷよで体に馴染むまで繰り返し組んでみてください。
はじめて後折チャレンジする人は、感覚が微妙にずれて先折が一時的に確実に弱くなりますが、最終的には必ず今より強くなるので、鋼の心で練習しましょう!
今回は「だぁ積み」の折返し部分が完成するまでの解説でしたが次回は上の連鎖尾と折返上の解説となります。
【だぁ積み完全定型化】 連鎖尾&折返上編
鋭意作成中です!少々おまちください!